猪狩ともか、ヘルプマークの「安易な入手」に疑問 ファッション感覚の利用に苦言
アイドルグループ「仮面女子」のメンバーで、事故による下半身不随を乗り越え車いすで活動を続ける猪狩ともかが26日、自身のXを更新しました。外見からは判別しにくい障害や病気を持つ人が周囲に配慮を求めるための「ヘルプマーク」が、本来の趣旨とは異なる形で広まっている現状について、切実な思いを綴っています。
事の発端は、新宿などの繁華街に集う「ぴえん系」と呼ばれる若者たちが、メンタル不調の象徴やファッションの一部としてヘルプマークを利用している実態を報じたニュースです。猪狩はこの記事を引用する形で、本来の用途と違う使い道をする人が増えすぎているのであれば、誰でも簡単に手に入る仕組みを変えるべきではないかと、現在の配布体制に疑問を投げかけました。
ヘルプマークは2012年に東京都が導入したもので、義足や人工関節の使用、内部障害、難病、妊娠初期など、周囲の助けを必要とする人々が安心して生活できるように作られたものです。都内の駅などで口頭で申し出れば無償で受け取れる仕組みとなっており、この利便性が全国的な普及を後押ししました。
しかしその一方で、疎外感を埋めるためのツールや、仲間内での連帯感を示すアクセサリーのように扱う層が現れていることも事実です。東京都福祉局も公式サイトで適正な利用を強く呼びかけていますが、猪狩は現場を知る立場から、より踏み込んだ対策の必要性を指摘しました。当事者にとって命綱ともいえるマークの重みが損なわれかねない現状に、SNS上でも多くの関心が寄せられています。