政府が1兆円投入でリサイクル強化へ、いま狙うべき「次なる本命」穴株3銘柄
政府は21日、重要鉱物やプラスチックの再利用を強力に推進する「循環経済行動計画」の策定方針を固めた。2030年までにリサイクル施設の整備や技術開発へ官民合わせて1兆円を投じるという巨大プロジェクトだ。この計画は6月に公表予定の「骨太の方針2026」にも反映される見通しで、株式市場ではリサイクル関連が「国策銘柄」として改めて脚光を浴びている。
かつて本欄で紹介した金属リサイクル大手、松田産業(7456)は紹介時から一時2.4倍に急騰。AREホールディングス(5857)や三和油化工業(4125)も2.4倍から2.7倍という驚異的な上昇を見せた。これらは依然として上値の余地を残しているものの、数倍に膨れ上がった現在の水準から飛びつくのは、リスクを考えると二の足を踏む投資家も多いだろう。
そこで注目したいのが、まだ「手垢」のついていない期待の穴株だ。
まず筆頭に挙げたいのが、マンガン系合金鉄で最大手の新日本電工(5563)だ。同社は廃棄物の焼却灰を無害化し、そこに含まれる有価金属を回収するリサイクル事業に注力している。資源循環の要となる技術を持っており、中長期的な株価の押し上げが期待される。
次に、印刷会社のKYORITSU(7795)も面白い存在だ。本業の印刷事業は伸び悩んでいるものの、プラスチック再生などの環境事業を急拡大させており、27年度には同部門の売上高を現在の3倍以上に引き上げる計画を掲げている。低位株だけに、環境事業の成長が形になれば株価の「大化け」も十分にあり得る。
さらに、貴金属リサイクルを手掛ける中外鉱業(1491)も外せない。かつては先物投資による投機性の強さが目立った銘柄だが、現在は政府の方針に合致したリサイクル関連としての側面が強まっている。特有のボラティリティはあるものの、国策の追い風を受けるメリットは大きい。
直近ではリサイクル関連株の中にストップ高を演じる銘柄も出ているが、高値圏での追随買いは禁物だ。まずは調整局面を待ち、落ち着いたところでこれら「次なる主役」候補を仕込むのが賢明な戦略といえるだろう。