ケンダル・ジェンナーの呪いCM?自虐マーケティングで話題のスーパーボウル広告

ケンダル・ジェンナーInstagramより

イントロダクション:ネットの噂を笑いに変える新常識

インターネット上で長年ささやかれてきた、ある有名な都市伝説があります。それは「カーダシアン家の呪い」。カーダシアン/ジェンナー家の女性と交際した男性は、キャリア不振や不運に見舞われるというものです。多くのセレブがこうした根拠のない噂を無視したり、否定したりする中で、もし当の本人がその噂を真っ向から受け入れ、見事なジョークに変えてしまったらどうでしょう?

まさにそれをやってのけたのが、モデルのケンダル・ジェンナーです。彼女は新作のスーパーボウルCMで、この“呪い”を逆手に取り、ポップカルチャーを巻き込んだ秀逸なコメディに昇華させました。今回は、そのCMがなぜこれほどまでに称賛されているのか、3つのポイントに絞って解説します。

1. タブーを武器に。自ら“呪い”をネタにする逆転の発想

アメリカのスポーツ賭けサービス「Fanatics Sportsbook」とのコラボレーションで制作されたこのCMは、ケンダル自身がカメラに向かって“呪い”について直接語りかけるという衝撃的なシーンから始まります。

「呪われてるって言われてるの、知ってる?」

長年ネットを賑わせてきたポップカルチャーの都市伝説を、彼女自身が口にすることで、一瞬にして視聴者を引き込みます。噂を否定するのではなく、自らネタにすることで、彼女はこのネガティブなナラティブ(物語)の主導権を完璧に握り、それをパワフルで自虐的なユーモアに変えることに成功したのです。

2. 富の源泉はモデル業じゃない?秀逸なブラックジョーク

このCMの核心は、痛烈なブラックジョークにあります。ケンダルは、高級住宅のバルコニーで優雅に紅茶を飲み、まるでお城のような階段を降りながら、自身の豪華なライフスタイルはモデル業で築いたものではないと告白。その富の源泉は、元カレたちにかけられた“呪い”を利用したスポーツ賭博だと主張するのです。

「私はその呪いを使って賭けてきたの。モデル業なんかでこれ全て手に入れられないわ」

彼女は具体的な例を挙げながら、ジョークを畳みかけます。「このプールは、1人目のバスケ彼氏が決勝トーナメントに出られなかったおかげ」「この車いいでしょ? 2人目の彼氏がダメになったからよ」と。CMの締めくくりには、プライベートジェットで高笑いしながら「次はアメフトの彼氏ね」と新たなターゲットを示唆し、シャープで記憶に残る笑いを誘います。

3. セレブからNFLチームまで。SNSを席巻した称賛の声

この広告がケンダルのInstagramで公開されると、瞬く間にSNS上で大成功を収めました。ヘイリー・ビーバー、カイリー・ジェンナー、ジジ・ハディッドといったセレブ仲間たちが次々と称賛のコメントを寄せ、ファンからも「神CM」「自虐センス最高」といった声が溢れました。

さらにユニークだったのは、NFLチームであるニューイングランド・ペイトリオッツからの反応です。チームの公式アカウントは「君に我々の味方になってほしい。この呪いを終わらせよう!」とコメントし、このCMがスポーツ界をも巻き込む大きな話題となったことを証明しました。

まとめ:噂を収益に変える、セレブの新たな処世術?

ケンダル・ジェンナーは、自身に向けられたネガティブなパブリックイメージを、見事に称賛される商業的なコンテンツへと転換させました。彼女の戦略は、単なる自虐ネタに留まらず、噂そのものを収益化するという新しい可能性を示しています。

セレブが絶えず噂と戦い続けるこの時代に、ケンダルのように噂を受け入れてマネタイズする手法は、新たなパブリックイメージ管理のゴールドスタンダードとなり得るのでしょうか?

ケンダル・ジェンナーのインスタ

@kendalljenner

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